shimojik
しもじま
サマリー
- 電話で本人確認のためフルネームを求められたが、相手は略称で返答してきたことに違和感を感じた。
- 本来必要な情報を聞いているのに、フルネームでなくてもよかったのかという疑問が生じた。
- 求められた情報を提供したにも関わらず、その後の電話でその点が気になり続けた。
- 人間は必要なことと自分が気になることを一致させるのが難しいと感じた。
- レストランでラストオーダーを尋ねるスタッフの例を挙げ、手段が目的になっている場面を説明した。
- 手段が目的化することはよくあるが、それに寛容になればいざこざを避けられると考えた。
- 目的のために手段を調整することが重要だが、人間はそれが難しいと感じる。
- 自分がコントロールしたいと思いながらも、気になることから離れられないというジレンマを抱えている。
記事
電話での本人確認と違和感
さっきあるところに電話をしたら、本人確認をしたいのでっていうことで、フルネームで名前を教えてくださいって言われたんですよ。まあまあよくあるじゃないですか。なのでフルネームで下島健太ですって言ったんですけど、そしたらその人が「あ、下島サムですね」って言われたんですが、何、こうわかりますかね、この違和感。こっちフルネームでフルじゃなくてよかったのかなみたいな。なんかそういうこう、気に、まあそういうなんていうかこう手段と目的というか、自分が求められたことが本当は言わなかったんじゃないかみたいなことに意識が行ってしまって、その後の電話もずっとそれを気になっていたりしたんですが、ただそれってその電話においてあんまり大事じゃないじゃないですか。おそらくフルネームが必要だったのだと思うんですよ。言わないといけないから、言わないと前に進めないから、そういう手順書というかいうのがあったんだと思うんですけど、でも僕はその部分に気が向いてしまうみたいな。
人間の意識の難しさ
やっぱこう、人間っていうのは本当に今、必要であることと自分が気になることを一致させるっていうのが意外と難しい。意外っていうかそのストレートに難しいのかな。難しいなと思うんですよ。
レストランでのラストオーダー
レストランとかでもラストオーダー聞いて回る人いるじゃないですか。もちろんそれはもう仕事なので聞いてくださっていいんですけど。なんですけど、順々にラストオーダーを聞いていくので、前の人のやつを聞いてるわけですよ。だからラストオーダーですが追加のご注文はよろしいでしょうかみたいなのを、もうすでに僕のところに来るまでに7、8回聞いてると遠くから徐々に徐々に大きくなる声を。で、自分の番になるときには聞かれることは分かってるので、僕はもうその瞬間に首を縦に振って、再議論はしないけど、でも分かるでしょ。もう大丈夫です。手も上げて大丈夫です。もうこのあなたの喉をそれ以上使う人もないんで、もう次というか大丈夫ですってやるんですけど。
手段と目的の関係
なんかこう手段と目的で言うと、これを言い切ることがやっぱり仕事になってるんだと思うんですよね。なので最後まで、もう大丈夫です大丈夫です大丈夫です。はいOKですOKです。OKOKってずっとこうやってるのに、ラストオーダーですが追加のご注文はよろしいでしょうか。ありがとうございます。ここまでの一連を必ずやっていくっていう。リズムとかもあるんでしょうけどね。どういうのとかを直面すると、なんかこう手段と目的。だから手段と目的が、手段をちゃんと目的に沿わせないといけないじゃないかという見方もあるんですけど、一つの人間の持ちがちの特性として、別に目的のために手段を講じてるわけではないっていう。手段が目的になることなんか十分にあるっていうことを思っておくと、割と寛容になれるかなみたいな。なんかいろいろいざこざとかあったりすると、ああこれは手段がメインになってるな、手段が目的化してるなっていうことだったりするんですけど、それはまあ繰り返しですが、目的のために手段をちゃんと調整すべきではなく、ああまあそうなるよねっていうのを言う。
自己コントロールの難しさ
さっきのまさにスタートで話したような、フルネームで言われたことなんかどうでもいいけど、それが気になるというところで、自分ではコントロールできてなりたいなと思いながらもできないわけですよ。どうだって言っても頭の片隅思ってるんですよ。なんですけど、気にはなるっていう、このやつですよね。難しい。