3kuni
みくに
記事
オルタナティブスクールとは
今、オルタナティブスクールを作っていて。オルタナティブスクールというのは、今あるような学校の代わりに通える学校ということなんですけれども、独自の学校ということなんですけれども。そのオルタナティブスクールを作るにあたって、どういう学校であるのかというのを説明する言葉が必要になってきます。その言葉の一つとして、T型の学校というような考え方をうまく表現できたらいいのかなと思っています。
T型の学校
T型というのはローマ字の大文字のTのことなんですけれども、これはよくT型人材というふうに言われるときのTと同じ意味合いになります。どういうことかというと、Tという文字の横線、横棒のように広く浅くという面と縦線のように深く下に伸びるというような。この2つを兼ね備えているようなT字のような学校にしたいということを考えています。
誰にとっても優しい学校
もう少し具体的に説明すると、T型の横線、広く浅くという部分は、どのような生徒でも受け入れられる、誰にとっても優しい学校であるということが一つ重要なことだと思っていて、それがTという字の横線になります。多様な生徒を受け入れられるという点で、新しい部分でもあり、非常にメリットがあるところかなと思っています。
知的好奇心の先鋭化
もう一つ、縦線に関しては、深く進めることができるということになります。例えば、難しい内容であればどこまでも難しくできるということにもなりますし、あとは他の面でいうと、実社会に役立つであったり、これからの時代にふさわしいという意味での深さ、深さといったらいいのか、尖っているという意味での尖鋭化という意味も含めてですけれども、そういう意味でT型の縦棒のように深く鋭く刺さっていくというような形で、T型の学校というものを作れたらいいのかなというふうに考えています。
伝統的な学校との対比
それに対して今ある伝統的な学校はどういうものかというと、そのコントラストでいうと、丸型というかTと対比させるのであれば、Tの交わる部分あたりを中心として丸く円を描くような学校かなというふうに考えています。それは言葉で言うならば、平均的なとか平均化された、均一なというような言葉で表現できると思うんですけれども、平均的な生徒、平均的な先生にとっては非常に適しているのが今の学校だというふうに考えています。ですからそういった意味では、効率的な学校運営、社会システムとしても非常に効率的な運営ができるというのが非常に大きなメリットだと考えています。
その一方で、丸から外れる生徒というのも存在するわけで、そのこぼれ落ちる部分をT型のTの横棒でカバーしていきたいということと、あとは、遷延化できない、ある程度の枠が決まっていて、そこから先には進めないというような問題点もあると考えていますので、そこを突き抜けるというのがTの縦の棒で、下に深く刺さることができる、そういうようなイメージを持っています。
まとめ
ということで、これから作りたい学校を表す表現として、T型の学校ということについてまとめてみました。